大徳寺を中心とした禅宗と茶道のつながり

大徳寺を中心とした禅宗と茶道のつながり

「茶禅一味」という言葉があるように 禅宗(主に臨済宗、曹洞宗)と茶道は深いつながりがあります。

室町時代、わび茶の祖と言われる村田珠光は その頃の遊びの要素の多いお茶に疑問を抱きます。

そして、もっと精神性の高いお茶を目指し 京都の禅寺、大徳寺の一休和尚に参禅したのです。

俗世間を離れ、自らを律しながら高い境地を目指す修行僧。

中でも、無心で行う坐禅。

そのような禅宗の行い、精神を、自分の目指す茶道の理想としました。

それに続く茶人たちも、大徳寺や、堺の南宗寺などに参禅し 禅の精神を身につけ、茶の湯を行うようになります。

そして、わび茶は利休によって大成されます。

利休はもともと堺の商人ですので、堺の南宗寺に参禅します。

その後、京都に移り住み、大徳寺と深い関わりを持ちました。

千利休の流れを汲む千家は、歴代大徳寺の門徒となっています。

大徳寺塔頭(たっちゅう・・・大徳寺内にある個別の寺院)の聚光院には   表千家、裏千家、武者小路千家の代々の墓所があります。

禅宗の寺院には茶室があり、現在でも茶会が開かれるなど 茶道とは切っても切れないつながりがあります。