葬儀マナーの実際

2016.07.05

「弔辞」と「お別れの言葉」

「弔辞」と「お別れの言葉」

お葬式で「弔辞」や「お別れの言葉」を述べる時に

 

どのように立ち居振る舞いをしたらよいのか?

 

今回は「弔辞」「お別れの言葉」に関しての立ち居振る舞いと

 

“その意味”についてお伝えします。

 

一般的に、仏式(お坊さん中心)葬儀では「弔辞」

 

音楽葬などの無宗教(司式者のいない)葬儀では「お別れの言葉」

 

というように呼び方が変わります。

 

しかし、その本質は同じです。

 

故人への弔意を言葉で伝えるということです。

 

「弔辞」を述べる時の立ち居振る舞いは、次のとおりです。

 

  1. 司会者より指名をされたら弔辞を手にして御霊前に進む。
  2. 導師(お坊さん)、遺族・親族に一礼する。
  3. 焼香所の中央に立って(遺影を見つめてから)一礼する。
  4. 上包紙を開いて弔辞を取り出し、上包紙は焼香所に置くか、左手に持ったまま、右手で巻紙を開いてゆく。
  5. 辞は目の高さ、あるいは目の高さより上にかかげ、まず「弔辞」と言って読み始める。
  6. 読み終えたら、弔辞を巻いてたたみ、再び上包紙に納めて、御霊前に向けて捧げ、一礼する。
  7. 導師(お坊さん)、遺族・親族に一礼して席に戻る。

 

 

以上となります。

 

「お別れの言葉」も同様です。

 

しかし、この場合は弔辞を用意しなくても

 

・その時に思ったことを故人に伝える

 

・メモなどを読む

 

などでも良いでしょう。

 

先に述べた“故人への弔意を言葉で伝える”ということです。

 

故人への弔意には

 

・供花

⇒供花に関して http://sougi-sakura.com/blog/knowledge/flower/

 

・献奏

⇒献奏の種類  http://sougi-sakura.com/blog/effort/type/

献奏の種類② http://sougi-sakura.com/blog/effort/type-2/

 

などもあります。

 

これらはすべて「故人への弔意」なのです。

 

 

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