お伝えしたい『葬儀の知識』

2016.09.04

分骨に関して

分骨に関して

 

ご葬儀を終えたお客様から問い合わせがありました。

 

「遺骨の一部を地元の海に散骨して、残りはお墓が決まったら納骨したい」

とのことです。

 

参考になればと思い、記事にしてみます。

 

今回のケースでは、まずさくら葬祭で散骨業者を紹介します。

 

一旦すべての遺骨を散骨業者に預けて散骨する分だけ粉骨をします。

 

そして散骨業者立会いのもと、許可された海域に散骨をして残りの遺骨を遺族にお返しいたします。

 

手元供養や海洋散骨、樹木葬など様々な選択肢がある現在ではこのような問い合わせも増えてきました。

 

菩提寺の有無に限らず、遺骨の一部を散骨や手元供養したいという親族の方も少なくないようです。

 

しかしながら、ご葬儀後に勝手に分骨をして困ってしまうケースもありますので注意が必要です。

 

遺骨に火葬証明があるように、分骨にも分骨証明があります。

 

ペンダントやぬいぐるみのためにほんの少しだけ取る分には問題ありませんが、散骨や2か所以上の場所に納骨する際は必ず証明書が必要です。

 

用途がはっきりしないまでも、ひとまず遺骨の一部を手元に欲しい方がいらっしゃれば、分骨証明書を発行しておくべきです。

 

 

【遺骨の一部を散骨や分骨したいときのポイント】

  • 通夜・葬儀の前に散骨や分骨することが決まっている場合
    火葬場で分骨の手続きをして、収骨の時に分骨をします。
    容器は葬儀社や火葬場で購入します。
    耐熱なら持参することもできます。
  • ご葬儀が終わった後に散骨や分骨することが決まり、納骨先が決まっている場合
    納骨先に依頼をすれば分骨証明書を発行してもらえます。
    ※寺院などによっては宗教上、分骨を断られる場合もあります。
  • 火葬場で分骨をしていなくて納骨先も決まっていない場合
    散骨業者にすべての遺骨を預けて「一部だけ散骨したい」という旨を伝えましょう。

 

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