葬儀への想い(旧葬送空間)

2016.11.01

胡蝶蘭でお別れを

胡蝶蘭でお別れを

ご家族は口を揃えてお話しされていました。

 

「故人は仕事以外に趣味はないんです」

 

「仕事中の凛としたその姿に圧倒されました」

 

ご子息は

 

「父が目標です」

 

 

お葬式の形式(スタイル)はお通夜を仏式で、初七日法要までをお坊さんに

おつとめいただく通夜葬儀形式、告別式は音楽葬です。

 

 

 

告別式終了後には「故人との最後のお別れ」があります。

 

祭壇の花、いただいた供花の花をお切りして故人に手向けるひと時です。

 

通常の「お花入れ」の時には様々な種類のお花を故人に手向けます。

 

 

しかし、このお葬式では胡蝶蘭以外のお花は切らずにそのままにしました。

 

白い胡蝶蘭の花言葉は「清純」「純粋な愛」です。

 

限りない愛と情熱で家族とともに会社を成長させた故人。

 

まるで故人の生き方そのもののように、美しい生花祭壇とたくさんの供花のままのお見送りです。

 

そして、たくさんの生花は会社を引き継いだご子息への、故人からの贈り物のようでもあります。

 

ご子息は故人の想いをしっかりと受け止め、立派に会社を継いでいらっしゃいます。

 

胡蝶蘭は「繁栄のシンボル」と言われています。

この花に、父と息子の絆がしっかりと現れているのです。

 

Books

私の葬式心得

本書は、自分を「おくられ上手」に、また家族を「おくり上手」にする一冊として、これからの「理想的なお葬式」のあり方を提案していきます。
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