さくら葬祭の取り組み
2023.05.31
昔は、「十年一昔」といいましたが、今やたった1年でも世の中がガラッと変わってしまうことがあります。時代の移り変わりはどんどんスピードアップしていくばかりで、ぼーっとしていたらあっという間に置いて行かれてしまいそうです。
しかし、そんな風に時代がどんどん変わっても、変わらないものもあると思いますし、機械にはできないこともたくさんあるはずです。
今回は、世の中を騒がせているChatGPTを使ってみた感想を交え、私たちが大切にしていることについてお話ししたいと思います。
ChatGPTは、AIの技術によって、人と話しているかのような自然なやりとりができるチャットサービスのことです。
基本的な機能については無料で利用できることから、大きな注目を浴びています。
そして話題のChatGPT、少し弊社も触ってみました。試しに、「会社の帰りに、昔お世話になった人のお通夜に参列する際、最も適した40代女性向けの服装を教えてください」と質問してみましたら、このような回答が返ってきました。
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会社の帰りに昔お世話になった人のお通夜に参列する際の、40代女性向けの最適な服装は、以下のような形で考えられます。
• 黒やダークカラーのドレスやスカートスーツが適しています。
• 落ち着いた色合いのブラウスやシャツを選びましょう。
• シンプルなデザインのアクセサリーを使用することで、上品な印象を演出できます。
• 髪型は清潔感があり、控えめで整髪料を使用してまとめると好ましいです。
• メイクは控えめで落ち着いた印象を目指しましょう。
• パンプスやヒールのある靴を選ぶことで、よりフォーマルな雰囲気を醸し出せます。
大切なのは、故人への敬意を表しつつ、品位を保ちながら参列することです。また、主催者の要望や地域の習慣にも配慮するようにしましょう。
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なかなかすごいです。これからどのように進化していくのか、果てしない未来を予感させるサービスであると感じます。
しかし、近藤は言います。
AIのような技術が飛躍的に進歩している一方で、ホテルのフロント、コンビニのレジ、飲食店の接客、人的サービスのクオリティーが落ちている傾向にあるのではないか。
機械はどんどん進化していきます。仕事の効率も上がりますし、もしかしたら、人よりもロボットがやってくれた方が気持ちが良いサービスもあるのかもしれません。
人とあまり接したくないという人にとっては、話し相手がAIでも良いのかもしれない。最近ではファミレスでもロボットが料理を運んできてくれますから、そのうちAIがサービス業の主流になる時代がやってくるのかもしれないですね。しかしお葬式は違います。
台本があるようでない、その場で臨機応変な対応が必要なお葬式は、機械にできることではないのです。型にはまった無味乾燥なお葬式の進行ならできるかもしれません。しかしそれでは、マニュアル式の無意味なものになってしまうと近藤は言います。
一方で、サービスのクオリティを維持していくこと、それは非常に難易度の高いことでもあります。人の努力だけに頼っていては、働くスタッフにも緊張を与えてしまいます。
良いサービスを提供し続けるためにも、働き方改革は同時に考えていかなくてはならないことでしょう。
お葬式のプロデュースも、機械が人がやるより血の通ったサービスができるということはないと思いますが、だからといって便利なものを使わない手はありません。利用できる範囲で活用すべきだと考えます。
どうすることがベストなのか。答えはすぐに出ませんが、それぞれに得意分野がありますから、今後は人と機械の棲み分けが必要になってくるのかもしれません。
ChatGPTに「音楽葬 曲 おすすめは?」 と聞いてみました
回答は以下です。
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音楽葬で流す曲については、故人が生前に愛聴していた曲や、家族や参列者にとって思い出深い曲を選ぶことが一般的です。ただし、その人に合った曲を選ぶことが大切で、以下は一例です。
「いつかきっと、この道の先に」(岡本真夜)
「糸」(中島みゆき)
「Precious」(Depeche Mode)
「Time to say Goodbye」(Sarah Brightman & Andrea Bocelli)
「Stand by Me」(Ben E. King)
「Unchained Melody」(The Righteous Brothers)
「Amazing Grace」(Traditional)
「ひまわりの約束」(秦基博)
また、故人が楽器演奏をしていた場合は、故人が演奏した曲や、故人が愛した楽器を使った演奏を取り入れることもできます。葬儀社や葬儀プランナーに相談し、故人にふさわしい曲や演出を検討してみてください。
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大変良い選曲だと近藤はいいます。ChatGPTもなかなかあなどれないですね。
ですが、フラットにとらえるならば、あくまでも定型的ではあります。音楽葬の曲選びは、人間の経験や体験を大切にしていることが前提ですので、故人様の好きだっことや大切にしていたことなども含めて考えなくてはなりません。
そのために、どんな式にしたいのかご家族様から話を聞きながら、思いを形にしていくための曲選びは、私たちにしかできないと自負しております。
これからもどんどん新しいものが出てくるでしょう。5年後、10年後、私たちの生活がどのように変化しているのか、想像もつきません。
しかしどのような時代になっても、「心」を込めてたった一度きりのお葬式にこれからも丁寧に施行をして参ります。
葬儀についての資料を
ご送付いたします。