さくら葬祭の取り組み
2016.12.31
「奏儀」とは宗教者による葬送儀礼と音楽葬のコラボレーションです。
新しいお見送りのカタチとも言えます。
今回は、先日町田市のアシスト多摩境で執り行った「奏儀」をご紹介させていただきます。
故人はJAZZをはじめ、音楽が大変にお好きでいらっしゃいました。
葬儀スタイル(形式)は仏式で、会場では「JAZZとクラシックを演奏してください」とのご要望がありました。
菩提寺がなく、弊社から寺院を紹介させていただくこととなりました。
故人様、ご家族ともに「宗派に対するこだわり」はありませんが、何の宗派であれお坊さんに読経をあげていただくことに安心感があるようです。
提案させていただいた葬儀スタイルは、宗教儀礼と音楽葬をかけあわせた「奏儀」です。
導師入場前に、故人がたいへんにお好きでいらっしゃいましたJAZZを献奏。
そして導師入場です。
葬送儀礼となります。
引導前に「タイスの瞑想曲」
これまで生きてきた「俗」世界から「信仰」の世界へと大きく転換するタイスの心情を表しています。
引導後に「グリーンスリーブス」
「緑の袖」には諸説あり、イギリスのある地方では、緑が妖精や死者の衣の色であることから、亡くなった方を歌っているともいわれています。
「グリーンスリーブス」が生音で奏でられる中でのご焼香です。
そして導師のおつとめに移行します。
導師退席時にはJAZZの曲が奏でられました。
お葬式終了後には喪主である奥様からお言葉をいただきました。
「お坊さんの読経と音楽にはまったく違和感がなく、故人(ご主人)らしいお葬式でした」
「やっぱり、生演奏はいいですね」
さくら葬祭の企業理念は「葬送儀礼の文化にイノベーションを起こす」ということです。
今年最後のブログとなりましたが、さくら葬祭スタッフ一同は企業理念の元に「すべてのお客様に特別なおもてなし」を提供いたします
葬儀についての資料を
ご送付いたします。