さくら葬祭の取り組み
2016.08.13
「一座建立」は、茶道のおもてなしの心を表す重要な言葉です。
一期一会(いちごいちえ)が人と人との縁に注目した言葉だとすれば、
「一座建立」はもてなす側ともてなされる側、
それぞれの気持ちの持ち方に注目した言葉だと言えるかもしれません。
もてなすものは相手の人を思って、できる限りのことをしたいと知恵を絞る。
もてなされる方もその気持ちにこたえようとしてその場を盛り上げる。
この関係を葬儀の場にも成立させることができたら、どんなに素晴らしいでしょうか。
【一座建立】開式前の奏者紹介にて
⇒http://sougi-sakura.com/blog/effort/introduction-2/
周到な準備によって、葬儀に来てくれた人たちを心を尽くしてもてなそうします。
参列した人は、その気持ちを汲み取り、暖かい気持ちで故人を偲びます。
生前、お互いを尊重してきたからこそ、最後の時間を和やかに共有し心を通わせることができるのです。
主客一体で座を作ること。
これぞ「一座建立」なのです。
逆に、あなたが自分の気持ちを伝えることをせず、参列者のあなたへの思いが儀礼的なものであれば、どんなに豪華な祭壇をあつらえ、豪華な花を飾っても「一座建立」は成立しません。
お葬式を茶道で言う「一座建立」の場として位置付け、それに向けて周囲の人びとと心を通わせていくことが大切なのではないでしょうか。
葬儀についての資料を
ご送付いたします。