さくら葬祭の取り組み
2023.06.07
この3年間、いろいろな変化がありました。
狭いところに人が集まることができなかったため、私たちの生活だけでなく、お葬式の形も当然のことながら、変わらざるを得なかったのです。
令和5年5月8日、Covid-19がようやく「5類感染症」となりました。これまでのように感染したからといって外出を自粛しなくても良くなりますし、濃厚接触した人も同様に行動を制限はされないことになりました。
ではすべてが元通りになるのかというと、そうではありませんね。今後私たちの生活は、そしてお葬式はどう変化していくのか、そのようなことについて考えてみたいと思います。
先日、ゴールデンウィークでしたが、ご葬儀 の参列者様の数が増えてきました。
故人様を参列された皆様でお見送りできることは良いことです。ようやく、日常の風景が戻ってきたように感じます。
ですが、実は大変なことも増えました。3年も生活様式が変わっていたので、急激な人数が増えると、エレベーター前の共有スペースや、解散前のご挨拶をホールでする場合などは、お客様を案内するのが 大変です。
もちろん、皆様は悪意があってされているわけではないですが、会場の時間の関係などもありますし、そこでゆっくりと時間を取ることが難しい場合もございます。スムーズに式を終了させるためにもこちらがうまく誘導しなくてはならないのですが、この3年間で人が「集まらないこと」に慣れてしまっていましたので、やや手間取ることも。
他の葬儀社さんも、以前できたことが出来てない場合があるようです。完全に、以前のように戻るのは難しく、このようなコロナ前にできてたことが、できなくなる現状もありますね。
この3年で人の入れ替わりもあったでしょう。そうなると、以前に戻すというよりも、これからどうすべきなのかを考えた方が良いのではないかと思います。
自社でもその話を共有し、改善としてミーティングをしております。何ができて、何ができないのか。現状を正しく把握することがより良い仕事につながると考えます。
お葬式に人を呼びたいお客さまは、親戚の方も知人の方も本来は最期のお別れをしていただきたいと思っていらっしゃいます。
ご家族の思いを尊重し、今後は対応を柔軟に変えていかないとなりません。さくら葬祭では、常にお客様のご要望を臨機応変に対応しております。
この3年間で、かなり取捨選択がされたと考えます。当たり前だと思っていたことができなくなったこともありますが、それは悪いことばかりではありません。その結果、時代にあった新しいお葬式のあり方が生まれることを期待しています。
たとえば、1日葬儀というのは、大変便利です。スケジュール調整もしやすいこともあります。
そして費用がおさえられると思ってらっしゃる方もいるかもしれませんがあまり葬儀費用については差はないのが現状です。
それよりもさくら葬祭としては、後悔のない形でのお見送りが十分できるお葬式の形は何かと聞かれましたら、通夜・告別式を行うことをおすすめします。
お葬式は、時間やお金がかからなければ良いというわけではなく、残された方々の今後の人生のためにも、ご家族の皆様がゆっくりと心の悲しみと向き合い、少しづつ死というものを受け入れる時間が必要になると思っております。
また、通夜料理をいただきながら、ひとりひとりが故人の思い出を語る場があるということは大切です。
通夜振る舞いは、単なる食事ではありません。お酒を多少たしなみつつ、感情を吐露しつつ、食事をしっかりと摂り英気を養っていきましょうという意味合いが文化としてあるということです。
ただし、悲しみが深ければ深いほど、まわりのご家族は心身ともに負担も大きく、強くいることは難しいこともあります。
ですので、決して、1日葬儀をさけるべきというのではないです。場合によっては1日でも十分納得のいくお葬式もあるでしょう。ですが、さくら葬祭がいつも気にかけるのは、故人様のこと、そしてご家族のその後の人生のことです。
悲しみを乗り越えてその後の人生を笑顔で過ごしていただきたい。そのために、しっかりと心によりそったご葬儀をこれからも施行させていただきたいと思います。
コロナ禍で、人が集まらないようにするための時間をかけないお葬式の形が主流になっていましたが、これからは従来からの時間をかけたお葬式の良さも再び取り入れながら、後悔のない式の形になっていけば良いと考えます。
以下の動画もあわせてご覧ください。
弊社代表近藤が1日葬についてお話させていただいております。
葬儀についての資料を
ご送付いたします。