さくら葬祭の取り組み
2016.04.17
お客さまを招く時には、できる限りのことをしてあげようと工夫します。
簡単なようで意外と難しく奥の深いことですが、これにより招いた者(亭主)と招かれた客の心が通い合い、気持ちのよい状態が生まれます。
このことを『一座建立(いちざこんりゅう)』といい、茶道では、とても大切にします。
同じ意味をあらわす語で『一期一会(いちごいちえ)』があります。
一期は一生、一会はただ一度の出会いです。
茶席で、たとえ何度同じ人々が会するとしても、今日の茶会はただ一度限りの茶会であるから、亭主も客もともに思いやりをもって取り組むべきと考えています。
このような気持ちを持ってさえいれば、茶道は楽しいものです。
まずは、一服(いっぷく)を楽しんで飲むことが大切です。
このように「一座建立」は茶道のおもてなしの心を表す重要な言葉です。
一期一会(いちごいちえ)が人と人との縁に注目した言葉だとすれば、「一座建立」はもてなす側ともてなされる側、それぞれの気持ちの持ち方に注目した言葉だと言えるかもしれません。
もてなすものは相手の人を思って、できる限りのことをしたいと知恵を絞る。
もてなされる方もその気持ちにこたえようとしてその場を盛り上げる。
この関係を葬儀の場にも成立させることができたら、どんなに素晴らしいでしょうか。
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