終活と在宅医療
2017.11.16
今回は壮絶な闘病生活の中でのエンディングノートに関してお伝えいたします。
最近では、検査の結果「癌」と診断された場合、患者本人へ告知するケースが増えています。以前は家族には告知して患者本人には告知しないケースがほとんどでした。
告知が行われるようになった理由に、クオリティ・オブ・ライフ( quality of life、QOL)という概念が導入されてきたことがあります。
クオリティ・オブ・ライフとは生命・生活の質という意味です。
「癌」の告知は癌診療の第一歩であると言われています。
重要な医療行為のひとつとも言われています。
医療従事者の方々は、より質の高い告知を求められます。
告知により患者本人だけでなく、家族も生き方を変えることが多々あります。
私たちの想像をはるかに超える、壮絶な事であることを感じます。
お葬式の事前相談も家族と、ご本人も参加して行うケースが増えています。
ご本人の体調がすぐれない時には、エンディングノートを中心に行なわれます。
ここでのエンディングノートは市販のものではありません。
葬儀会社のエンディングノートでもありません。
一冊の大学ノートやメモ帳である場合がほとんどです。
そこに記された文字には魂が込められていることを強く感じます。
決して、きれいごとではないのです。
私たちにできる唯一のことは、ご本人と家族の想いが叶えられるように、ご提案とお手伝いをさせていただくことだけなのです。
エンディングノートというワードが知られつつある現在、その意味を考え直さなければならない時期に来ていると思います。
葬儀についての資料を
ご送付いたします。