著書:わたしの葬式『心得手帳』
2016.04.24
今回は葬儀会場での葬儀・告別式を終えて「最終的に向かう場所」である火葬場に
同行される人数に関してお伝えします。
葬儀を執り行った(施主)の経験がおありの方は、火葬場同行人数が非常に重要であることはご理解されていることかと思います。
この記事を読むことにより「人数確認の重要性」を知ることができるようになります。
火葬場同行人数の確認のポイントは2つあります。
1. 精進落としの料理の数
※宗旨・宗派により言い方は異なりますが、今回の記事では割愛させていただきます。
精進落としの料理は通常、一つひとつのお膳になります。
葬儀の流れの中で考えると、火葬場同行人数=料理の数となります。
施主が心配されることのひとつに「料理の手配」があります。
足らなかったらどうしよう・・・
余分に手配すると無駄になってしまう(返品ができない)・・・
といった心配をされます。
解決方法としては、前日の通夜時に同行人数の最終確認をしておくことです。
また、人数確認のためのリストをつくることをおすすめします。
2. 葬儀会場から火葬場に向かう車両
葬儀会場には火葬場が併設されている式場と火葬場から離れている式場の2つのタイプがあります。
火葬場併設タイプの葬儀式場であれば「移動の心配はありません」
全員が徒歩で移動します。
※火葬場には車イスの準備もあります。
それでは、葬儀式場と火葬場が離れている場合の移動手段に関してですが、
喪主は霊柩自動車の助手席にご乗車(片道)するのが通常です。
※3名同乗可能な霊柩自動車もあります。
火葬場同行人数が15名を超える場合はマイクロバスをおすすめします。
マイクロバスは補助席をいれて27名同乗が可能になります。
当社では通常利用(葬儀会場~火葬場の往復)で54,000円(税込)です。
マイクロバス利用の最大のメリットは「同一行動」がとれるということです。
火葬場に同行される方々の安全面、葬儀を「おもてなしの場」と考えると
コストをかけてもマイクロバスの利用は必須であるともいえます。
マイクロバスに同乗しきれない場合はタクシーが好ましいでしょう。
自家用車はお体の不自由な親戚の方、故人の「思い入れ」がある車以外は避けた方が良いでしょう。
理由としては、火葬場随行車両には「台数制限」があります。
火葬場により「台数制限」は異なりますが、自家用車は2台までの火葬場が首都圏では多いのです。
随行車両に関する注意点は「葬儀マナーの実際」のところで後述します。
以上、2つのポイントからわかるように
お葬式の打ち合わせ時に「火葬場同行人数の確認」は必須事項なのです。
ご会葬の多いお葬式の時は、施主が一人で取り仕切ることは困難になるので
リストの作成と人数確認係を誰かに依頼することも一つの方法になります。
葬儀についての資料を
ご送付いたします。