著書:わたしの葬式『心得手帳』

2016.03.09

お葬式の打ち合わせ4 葬儀費用の決定

お葬式の打ち合わせ4 葬儀費用の決定

今回は、「お葬式にかかる総額費用」に関してお伝えします。

 

葬儀にかかる総額費用は6つの項目に細分化されます。

 

  1. 葬儀プラン価格
    祭壇・棺など葬儀に必要なものすべて含まれている基本プランのことです。
  2. 葬儀式場費用
    葬儀を執り行う式場にお支払いいただく費用です。
  3. 火葬費用
    ご利用いただく火葬場にお支払いいただく費用です。
  4. 料理費用
    ご参列・ご会葬いただく方たちに飲食を振る舞う際の費用です。
    葬儀形式により、ご用意する料理を調整いたします。
  5. 返礼品費用
    ご参列・ご会葬いただく方たちよりのお香典に対してのお返しにかかる費用です。
    葬儀形式により、ご用意する返礼品の数を調整いたします。
  6. 宗教者へのお礼
    お寺様・神主様・牧師様などの宗教者にお渡しするお礼です。

 

以上、6つの項目の合計金額が、ご葬儀にかかる総額費用となります。

 

また、執り行う葬儀スタイルにより、総額費用は変わってきます。

 

動画にまとめてみました。

https://www.youtube.com/watch?v=1MyEywu6qEc

 

また、「お葬式の適正価格」とは?

 

お客様に余分なコストはかけない商品の質を保持するために必要な金額からは無理に下げないというのが適切な価格設定と考えます。

 

大切なことは「お葬式の総額費用の内訳」を知り、必ず見積書を提示してもらうことです。

 

最近は「葬儀に関する情報」収集が容易になりました。

 

また、マスコミや自称?葬儀評論家の方々が「消費者目線」?と言って葬儀を語っています。

 

インターネット等でよく目にするキーワードは

 

・追加料金一切不要

・追加料金撤廃

・他社とくらべて・・・(ネガティブキャンペーン)

 

これらのキーワードを使用するのは、「実務経験がない方々」が多い気がします。

 

また、自称?葬儀評論家の方々が口にすることは

 

・1円単位で見積もりを

・飲み物を1本単位で見積もりを

・葬儀担当者主導にさせない

 

葬祭コンシェルジュ(?意味不明)、終活コンシェルジュ(?意味不明)の

肩書きの元に・・・上記の事を言い放っています。

 

果たして本当の意味で「消費者目線」なのか?

 

料金のことに関して言えば

 

・予想より大勢様が会葬にお越しいただく事があります

→待合室の追加、返礼品等の追加、飲食の追加

 

・ご遺体の状態による緊急処置

 

・日程によるドライアイス、安置所の追加料金

 

・お客様のご要望による追加料金

 

等々、あげればキリがない程「追加料金は発生します」

 

※当然の事ですがこれらの事は葬儀担当者が必ず説明します

 

「追加料金一切不要」に縛られて、臨機応変な対応が困難になるのはとても危険なことです。

ぜひ、「お心づもり」ください。

 

 

Books

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