葬儀マナーの実際
2016.04.26
お葬式の打ち合わせ時には「火葬場同行人数の確認」が必須事項であることを、わたしの葬式『心得手帳』、火葬場同行人数に関しての記事でお伝えしました。
⇒http://sougi-sakura.com/blog/knowledge/number-of-persons/
今回は「火葬場随行車両」に関しての「気を付けなければならないこと」をお伝えします。
通常の場合、葬儀会場から火葬場までの車両は
先頭は、霊柩自動車。喪主が位牌を抱いて乗車します。
次の車両は司式者(お寺様など)になります。
これは場合によっては、ハイヤーの手配をしなければなりません。
最後尾の車両はマイクロバスになります。
乗用車が随行する場合は、司式者が乗車する車とマイクロバスの間となります。
火葬場によっては「随行車両」の台数制限があります。
首都圏では、最大で5台までの火葬場が多いのが現状です。
霊柩自動車、司式者車両、マイクロバスで既に3台なので、乗用車は2台までとなります。
乗用車にご乗車いただくのは
・お体の不自由な方
・小さいお子様(赤ちゃん)を同行している方です。
しかし、その他に
・火葬場でお骨上げ(収骨)されてから、「同一行動」をとらずに帰宅したい
・自由行動をとれるので自家用車を出したい
などの理由で、自家用車で火葬場に同行を希望される方がいらっしゃいます。
可能な限り、「同一行動」をお願いすべきでしょう。
なぜなら、安全面はもちろんのことですが、葬儀会場から火葬場への道のりは、
「野辺の送り」なのです。
「葬列」なのです。
厳粛なお葬式のひとつなのです。
火葬場に同行される方々は、是非とも、これらの事をご理解いただければと思います。
また、ご会葬者の方々が自家用車を用意して、フリーで火葬場に同行される事を希望される時があります。
こちらも可能な限り、丁重にお断りをするのが好ましいでしょう。
また、社葬・合同葬などでは、葬儀委員長、来賓の方は司式者車両の後にハイヤーで続いていただきます。車の手配をしておくことが好ましいでしょう。
火葬場随行車両に関しては以上となります。
葬儀会場から火葬場までの道のりは、「野辺の送り」「葬列」であることを心に刻んで、随行していただきたいと思います。
葬儀についての資料を
ご送付いたします。