音楽葬
2021.12.03
さくら葬祭といえば生演奏による音楽葬です。その音楽葬には一流の奏者が欠かせません。
さくら葬祭は演奏者を外部に委託することなく、自社内に音楽部を持ち、毎回専属の奏者が参列者の心に響くメロディーを奏でます。それは、ただ音楽を流すだけという方法では「献奏」という考え方に反すると考えるからです。
では音楽大学を出ていれば誰でも献奏ができるかというと、そうではないのです。演奏者の質、人柄も問われるのが音楽葬での演奏です。だからこそさくら葬祭で、は選び抜かれた奏者による生演奏にこだわっています。
今回は、そんなわが音楽部で活躍する山口嘉菜子(かなこ)さんをご紹介します。
山口さんはさくら葬祭で音楽葬を担当し、4年になります。
桐朋学園大学 音楽学部 弦楽器専攻を卒業後、プロの演奏家として活躍されていますが、音楽葬という特殊なシチュエーションでも対応できる大変貴重な奏者となります。
プロの技量さえあれば、誰でも音楽葬の演奏を担えるかというと、決してそうではありません。
技術が高いのは当たり前で、ご家族や参列された方々の心にどれほど寄り添えるか、お葬式という特殊なシーンでマナーを守りつつ、どのような曲でも質の高い演奏を披露できるか。音楽葬の演奏者はこのような心構えも必要とされる、特殊な仕事です。
山口さんはこちらのさくら葬祭のYoutubeでもお話されていますが、音楽葬について常日頃こんなことをよく話されます。
「音楽葬での演奏はコンサート等と違い、お葬式という特殊な空間に音楽を添えることになります。
参列者の方の心に響くように、楽譜とおりに演奏することよりも、音も強弱をつけたり、抑揚をつけてみたり、私たち演奏者にはその場の対応力が問われます。
ですから、演奏を提供するというよりは、ご遺族や参列者の方の心の中を音楽に乗せて演奏することを心がけています。
ですので、時には、演奏者が参列者の後ろについて、歩きながら演奏をする場合があります。
それらすべてが、一期一会の時の瞬間を切り取り故人と残されたご家族との永遠の絆を表現するためと考えています。」
山口さんは、このようなことを考えて演奏を心がける、さくら葬祭としても唯一無二の奏者であると思います。
音楽葬で演奏される曲は定番のクラシックだけではありません。ポップスや歌謡曲、ときには演歌をリクエストされることもございます。
それらの曲をただ演奏すれば良いのではなく、故人様のお人柄やお葬式のコンセプトに合わせて参列者の心に残るような、ときに力強く、ときに繊細な演奏が求められます。
いかにプロといえども、このような演奏ができる人はそういません。山口さんやその他の奏者は、さくら葬祭において、貴重な奏者です。
音楽葬といいながら、CDを流すだけのお葬式はたくさんあります。しかし私たちは、それでは音楽葬、献奏の意味がないと思っています。
そして同時に、音楽だけに焦点を当てるのではなく、奏者が会場に入ってからのマナーや心構えなど細部に心を配れる人であってこそ、人々の心に残る演奏ができるのです。
音楽葬の意味を理解し、その場の空気に合わせて臨機応変に演奏できる一流奏者がいてこそ、唯一無二の音楽葬となるのです。これはCDにはできないことでしょう。
そういうような心の通った奏者から流れる曲と共に音楽葬を生み出して行きたいというのがさくら葬祭の願いです。
葬儀についての資料を
ご送付いたします。