音楽葬
2021.04.19
さくら葬祭といえば音楽葬です。プロによる心のこもった生演奏にこだわり続け、実際に経験されたお客様からは、多くの感謝のお言葉を頂戴しております。
これまで印象的なお客様はたくさんいらっしゃいましたが、今回はその中から、一つの事例をご紹介いたします。
音楽葬ってどんなものだろう?音楽葬の良さを知りたいとお考えの方の参考になれば幸いです。
喪主は長男様でした。故人様には他に3名の娘さんがいらっしゃって、それぞれが多彩な才能をお持ちでいらっしゃいました。
喪主様から葬儀についてのご相談を受けた時、故人様の人生をお見送りするにあたり、音楽を生演奏でしたらどうでしょうか?とご提案させていただきました。
すると、ご家族の顔が急にパッと輝いたのです。
「父は加山雄三が好きだったんです。」
「そうそう、必ずレコードかけて大声で歌って、迷惑だったよね(笑)」
「カラオケの十八番はね…」
など、生前のお父様の思い出話が、どんどん湧き出ていらっしゃいました。
そうなんです。弊社が音楽葬をおすすめする理由の一つが、このようにご家族に前を向いて明るい気持ちになってもらうためなのです。
大切な方を亡くされて沈んでいるご家族の気持ちを少しでも癒すために、生前の故人様の人格や、生きてこられた道筋に再度、光を当てるということ。これが音楽葬の目的でもあります。ただ音楽を演奏して終わり、ではないのです。
そしてお話の中で、実はそのご家族のお孫さんがバイオリンを習ってらっしゃるということがわかりました。
そこで急遽、弊社の一流音楽大学を出た奏者と一緒にセッションをしてはどうか?という案が浮上致しました。音楽葬では、プロの演奏者による演奏はもちろんのこと、ご家族による献奏でお見送りすることもございます。今回のように、ご家族とさくら葬祭音楽部と一緒に演奏するというプランもあり、さまざまなアレンジが可能です。
「お一人お一人の思い出を大切に、感謝を込めたお見送り」
これをモットーとする弊社の強みである、オリジナリティが発揮されます。
弊社は全て自社施行であり、料金も明確にしておりますので、音楽葬にももちろんプランがあります。しかしそのセット内容に縛られることなく、その場でアレンジすることもございますし、ご葬儀がご家族にとってより良いものとなるよう工夫を怠ることはありません。
お孫さんが演奏される中、故人はご家族の愛に包まれて天国への歩みを進まれました。
奇跡のような瞬間を演出できた、葬儀という仕事冥利に尽きる思い出深いご葬儀の一つです。
「亡くなってしまったら、それで人生が終わるわけではない。」
それが、弊社代表・近藤のよくいう言葉です。
その方が生きてこられた人生の道のり。それを、残されたご家族とともに音楽を通じて、再び息を吹き返し、永遠にその思い出と生き続けられるよう、音楽の力を借りて共通の目的を作って差し上げる。
これも、重要なグリーフケアの一環です。
ご葬儀の音楽というと、「葬送行進曲」のような、荘厳ではありますが重苦しいイメージの曲が使われることが一般的です。
しかし弊社の音楽葬はそのような常識に囚われることなく、ご家族の悲しみを癒し、再び前を向いて希望が持てるようにするためにはどのような音楽が良いのかを考え、最適なものをご提案してまいりました。
クラシック音楽にこだわることなく、ジャズやポップス、歌謡曲など幅広いジャンルの曲に対応できますので、故人の思い出の曲を演奏することもできます。お葬式だからといって、悲しい曲にこだわる必要はございません。ご家族の思い出になるような、そして故人を見送るのに相応しいと皆様が思えるような曲をお選びになるのが一番です。
今回ご紹介した事例のように、演奏のスタイルもその時々に応じて、臨機応変に対応できるのが弊社の強みです。
さくら葬祭の音楽葬は、ただCDを流すだけではなく、プロの演奏者による心のこもった生演奏が最大の特徴です。
音楽は、その場にいるご家族、参列者の方の悲しみを癒すだけではなく、5年後、10年後も記憶に残る葬儀を作り出します。
演奏する曲によって故人様のお人柄やこれまで生きてこられた道筋を表現することができますし、その時に演奏された曲を聞けば、自然と故人を思い出します。いつまでも、温かい思い出とともにこれからの人生を歩んでいくお手伝いができるのが音楽葬なのです。
音楽に宿る無限の力をぜひご検討ください。きっと思い出に残る素晴らしいご葬儀になることを確信しております。
どんな音楽を流せるの?宗教色なしでできるの?などさまざまな疑問、質問がございましたら、どうぞお気軽にご相談いただけますと幸いです。
葬儀についての資料を
ご送付いたします。