音楽葬
2016.04.16
「愛の夢」は、ハンガリーのピアニスト・作曲家フランツ・リストによる3曲からなるピアノ曲です。
3つの夜想曲(ノクターン)ともいわれています。
特に第3番が有名です。
音楽葬においてリクエストをいただくことが多い曲のひとつです。
「愛の夢」の歌詞から「故人を想うご家族の気持ち」が伝わってきます。
愛しうるかぎり愛せよ
愛したいとおもうかぎり愛せよ
墓場にたたずみ なげきかなしむときがくる ときがくる
なんびとか 愛のまごころをあたたかくおまえのためにそそぐとき
おまえは 胸に愛をいだいてあたためひたぶるにその炎をもやすがいい
胸を おまえのためにひらくひとをできるかぎり愛せよ
いかなるときもそのひとを悦ばし
いかなるときも そのひとを嘆かすな
わが舌をよくつつしめよ
あしざまの言葉をふと口にしたら
ああ それは けっして悪意からではなかったのに
けれど そのひとは去り そして悲しむ
愛しうるかぎり愛せよ
愛したいとおもうかぎり愛せよ
墓場にたたずみ なげきかなしむときがくる ときがくる
その時おまえは墓のほとりにひざまづき
うれいに濡れた まなざしを おとす
もはやそのひとの影もないほそい しめった 墓場の草ばかり
「あなたの墓に涙をながしている このわたくしをごらんください
わたくしが あなたをののしったのもああ それはけっして悪意からではなかったのです」
が そういってもその人は聞きもしないし見もしない
喜んでおまえをいだきにもこない
しばしばおまえに接吻したその人のくちびるは
ふたたび「とうに許しているよ」とも語らない
あの人は 許したのだ とうにおまえをゆるしているのだ
おまえのおかげで おまえのきたない言葉のために
あつい涙をとめどなく流していたけれど
今は しずかに眠っている もうふたたび目をさましはしない
愛しうるかぎり愛せよ愛したいとおもうかぎり愛せよ
墓場にたたずみ なげきかなしむときがくる ときがくる
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