音楽葬

2021.04.07

音楽葬ってどんなお葬式?音楽葬のメリットは?

音楽葬ってどんなお葬式?音楽葬のメリットは?

皆さんは、音楽葬という葬儀の形をご存知ですか?

僧侶の読経や木魚を叩く音ではなく、音楽で故人を送り出そうという新たな葬儀の形で、近年人気が出てきている、自由なお見送りの方法です。

音楽葬とはどのような流れで行うものなのか、費用はどのくらいかかるのか、音楽葬についての疑問が解消できるよう、詳しくお話しいたします。

【音楽葬って、どんな葬儀の形?】

音楽葬とは、その名の通り音楽をかける葬儀という意味で、故人が好きだった曲や故人とゆかりのある曲を流すのが一般的です。

音楽を聴きながら故人を偲び、思い出に浸ることができます。

宗教とは特に関係がありませんので、無宗教での葬儀を行いたい方にも人気のある方法です。

ただ、仏教式や神式など、宗教を取り入れた従来の形式ではできないのかというと、そんなことはありませんのでご安心ください。従来の葬儀の方法に音楽による演出を取り入れることも可能です。

 

◎音楽葬の歴史

音楽葬は、比較的最近になってから行われ始めた葬儀の形です。

日本人の葬儀は、かつての檀家制度の名残によって仏教式で行うことが一般的とされてきました。代々のしきたりによって、檀家となっているお寺に取り仕切ってもらうことが多かったと思います。

しかし近年は、核家族化が進んだこともあり、昔よりもお寺との結びつきが薄れてきました。そこで、宗教色のない、自由な葬儀を希望する人が増えてきたのです。

散骨や自然葬などの広まりとともに、特定の宗教にとらわれない弔いの方法として、音楽葬も人気が高まってきています。

 

◎音楽葬の流れ

取り仕切る葬儀社によっても若干の違いがありますが、音楽葬は主にこのような流れで進行します。

1.お通夜~告別式まで行う場合(仏教式と同じ流れ)

僧侶は呼んでいませんが、流れとしては仏教式と同じようにお通夜を行い、翌日に告別式を行います。

お通夜では音楽を流しながら、焼香、喪主の挨拶、弔問者へのお食事の提供という流れになります。

2.自由な形式の葬儀にする場合(1日で終了)

特に仏教式にはこだわらず、音楽を流しながら弔辞や喪主の挨拶、といった流れで進みます。式の後に、故人の思い出を語れるよう、お食事会をすることもあります。

どのような流れにしたいかは、ご遺族でよく話し合って決めると良いでしょう。

 

【音楽葬の費用はどのくらい?】

音楽葬の費用は、生演奏にするのか、CDを流すだけにするのかによって違います。

また、生演奏にした場合、演奏者のレベルやに人数によっても、かなり幅が出てきます。

CDを流すだけであれば5~10万円程度からできることもあります。

演奏者を呼んで、となりますと、1名あたり5~10万円程度から、お通夜と告別式両方行う場合には、2日分の費用がかかりますが、演奏者のレベルによってもっと費用がかかる場合もあります。

ただしこれは音楽に関わる部分の費用ですので、全体としては100万円~200万円ほどの費用がかかります。

【音楽葬でよく演奏される曲目】

音楽葬で使われる曲は、

・故人が好きだった曲
・故人とゆかりのある曲

を使うことが一般的です。ただ、こうでないといけないという決まりはありませんので、例えば故人をイメージするような曲や、故人が活躍した時代に流行った曲などを流すこともありますし、故人が生前、「こんな曲を流してほしい」と希望していた曲を流すこともあります。

一般的には、同じ曲を流し続けるのではなく、10曲程度を選んで流すことが多いです。

定番はクラシックで、

・G線上のアリア
・アベマリア
・亡き王女のためのパヴァーヌ
・カノン
などが多いです。

その他、
・アメイジンググレイス
・オーバー・ザ・レインボー
・星に願いを
・川の流れのように
なども人気があります。

【音楽葬の効果】

音楽には、心を癒し、リラックスさせる効果があります。

お葬式というと、悲しみに包まれて雰囲気も沈みがちです。そこに音楽を流すことで、心を落ち着け、前向きな気持ちになることもできるでしょう。家族や参列してくださった方の悲しみを癒すことができます。

また、故人らしい音楽を流すことによって、後からその曲を聴いたときに故人を思い出すというような、記憶に残る葬儀になるでしょう。

【音楽葬で注意して欲しいこと】

音楽葬は自由な葬儀ですが、いくつか注意して欲しい点もあります。

 

◎曲の著作権は大丈夫か

音楽葬で、好きだったアーティストの曲をかけて欲しい、と希望される場合もあるでしょう。その場合、基本的には楽曲の使用料を支払う必要があります。それぞれの曲には著作権があるからです。

葬儀場がJASRAC(日本音楽著作権協会)契約を結んでいれば大丈夫ですが、そうでない場合には音楽をかけるも演奏することもできない場合があるので、注意が必要です。

その点、クラシックなら、著作者の死後50年を経過しているものがほとんどですので、問題ありません。

 

◎音楽葬ができる斎場かどうか

斎場によっては、宗教・宗派によって、音楽葬自体を認めていないところもあります。

近所だからここでいいやと選んでしまうと、音楽葬ができないといわれてしまうこともありますので、ご注意ください。

 

◎親族から反対が出ないか

音楽葬というのは、比較的新しい形のお見送りの方法ですので、親族の中には快く思わない方もいらっしゃるかもしれません。

準備を進めてから反対の声が上がらないように、親族の方とよく話し合ってから決めることをおすすめします。

【さくら葬祭の音楽葬】

町田の葬儀社、さくら葬祭ではご家族の気持ちに寄り添い、良い思い出となるような音楽葬のサポートをしております。

 

◎音楽葬は生演奏で

CDをかけるだけの音楽葬ではなく、プロの演奏者による生演奏ですので、どのような曲でもリクエストが可能です。

全て一流音楽大学の出身者ですので、参列してくださった方の心に残る音楽葬となることでしょう。

実際の音楽葬の様子は、こちらをご覧いただくとよくわかると思います。

さくら葬祭の音楽葬YouTube

 

◎音楽葬の費用

費用については、50万円から承っております。他社と比較しますと、半分ほどの費用で済みますが、それは演奏者も全て自社で用意しているためです。外部委託などをしておりませんので、社をあげて、チームワークで思い出に残る音楽葬のお手伝いをいたします。

まとめ

音楽葬についてお話しいたしましたがいかがでしたでしょうか。音楽葬はお見送りする方の心の癒しにもなり、後悔ない葬儀をする上で大変良い形式だと考えています。音楽を聞けば故人との思い出も鮮明に蘇るでしょう。もし音楽葬にご興味がございましたら、なんでも結構です。ご質問をお寄せください。お待ちしております。

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