音楽葬
2017.03.30
2017年2月4日・5日に開催された「第24回 日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会 in 久留米」にて当社が提供する「音楽葬」について研究をし、その結果を学会で発表いたしました。
⇒http://www.sougi-sakura.com/sakurahospice/index.html
本研究では、「音楽葬」の定義を「宗教者(司式者)の読経などの宗教儀礼の代わりに生演奏を取り入れる葬儀」とし、「音楽葬」を選択したケースの基本的背景と提供された楽曲について分析を行ない現状を明らかにすることが研究の目的です。
研究結果の中で演奏された曲目の割合は歌謡曲が39.0%を占めました。
続いてクラシックが35.2%でした。
研究発表後の質疑応答時には、多くのご質問をいただきました。
その中で「最も演奏される歌手は誰ですか?」とのご質問がありました。
それは圧倒的に、石原裕次郎と美空ひばりです。
裕次郎は故人様世代だけでなく
喪主様世代にも人気があります。
歌謡曲とは言っても裕次郎とひばりの曲は変化に富んでいます。
ラテンに通じるルンバのリズム
プレスリーの曲を思い起こさせるロックのバラード
誰でも知っている
「夜霧よ今夜はありがとう」や「赤いハンカチ」
ちょっと渋めの「粋な別れ」や「錆びたナイフ」など
人それぞれにお好みの曲は違います。
また、浅丘ルリ子と共演した映画の主題歌「二人の世界」も多く演奏される曲です。
美空ひばりに関して、圧倒的に多い曲は「川の流れのように」です。
ひばりが歌った数々の名曲のなかでも「川の流れのように」は幅広い年代層に親しまれてきた作品です。
歌の内容から、まるで遺作となることがわかっていたかのような楽曲として、しばしば語られています。
♪歌詞~
ああ 川の流れのように おだやかに この身をまかせていたい
ああ 川の流れのように いつまでも 青いせせらぎを聞きながら
平成になった直後に発表された「川の流れのように」は、人生そのものを歌ったようでもあります。
平坦ではなかったけれど振り返ってみると穏やかな川の流れのようであったことでしょう。
魂に届く力強い音に包まれての音楽葬はいつまでも皆様の胸の内に残ります。
葬儀についての資料を
ご送付いたします。