なずな日記
2019.01.30
厄除けのため、あるいは幸せを願って神社仏閣でお札を貰うのはよくあることです。
しかし、返すのに苦労したことはありませんか?
厄除けや○○祈願のお札、お守り、はたまた必勝祈願のダルマなど。
気にしない人なら、紙にでも包んでゴミと一緒に出してしまうのかも知れませんが、私を含めた普通の人は、そうは行かないと思うことでしょう。
返すものはきちんと返さなければ。良識ある一般人ならそう思うはず。
友達から借りたコーヒー代480円が気になってならない。それと同じように、いえ、それ以上に、神様仏様から頂いたご利益に対して、返すものはきちんと返さなければ気が済まない。
ああ、律義な日本人の私!と思っていたのですが…
今まで一番困ったのはダルマです。
「ダルマを納めるのはご遠慮ください」
そういう神社仏閣、人形供養がほとんどです。
どうしよう?
そう思いながら捨てるに捨てられず、ついつい10年以上もうちに一体のダルマがありました。おいちゃんの税理士試験合格のために、母親が買ってくれたものです。
「ダルマの捨て方」で、検索すると、某市のホームページで、
「燃えるゴミの日に出しましょう」
とありました。そう言うものかしら?典型的な日本人である私は考えてしまうのです。
色々調べ、考えた挙句、今回の引っ越しの際に、紙に包んで燃えるゴミの日に出しました。
「お許しください」
ゴミの集積所に手を合わせてそこを立ち去りました。
厄除けのためにわざわざ電車に乗っていただいた、川崎大師のお札がありました。悪いことが重なったので、気持ちを一新する意味で、厄除けをしようと思い立ち、いただいて来たのです。
厄除けには川崎大師。不思議の世界に詳しい友達に聞きました。
夏の暑い日、タイミング悪く祈祷の時間は締め切ったばかりで、次の祈祷時間を待ちました。暑いさなか、時間をつぶしてやっと手に入れたお札です。
そんな苦労をして手に入れましたが、一年経ったら、返すことが望ましいとか。
しかし、近くではないのでなかなか返すことができません。
インターネット検索すると、そういう場合は郵送でお返しするといいとありました。
「ただし、お礼として千円くらいは包むべきです」
交通費だってそれ以上かかるんだし、その程度のお布施なら当然と思われました。
白い紙にお札を包んで、これまでお守りいただいたお礼の言葉をしたためて、郵送しました。お布施の千円は、本当は現金封筒で別送するのが正しいのでしょうけど…
ああ、これでホッとした。神様仏様への負債はこれでチャラになった。
しかし、数日たったある日、川崎大師から意外なものが送られてきました。千円の領収証とともに、平穏祈願のお札が入っていたのです!
これ、要りませんて。あら~、また返さなきゃいけなくなっちゃった…
今回、元日のお参りに行きましたがそこにお札をお納めするところがありました。なるほど、こういった所にお納めすればいいのか!
今まで困った時の神頼みだったので、神社仏閣に行ったときには撤収された後だったので気づきませんでした。
わかりました、これからは困ったときだけじゃなく、年末年始や、生活の節目に折を見てお参りします!頂いたお札は、きちんと返せるようにします!
葬儀についての資料を
ご送付いたします。