なずな日記
2019.12.27
今年の10月から消費税が10%になりました。値上げの反発を和らげるため、国はプレミアム付き商品券を配ったり、2020年6月までですが、ポイント還元をしたりしています。
プレミアム付き商品券を貰えるのは子供がいる世帯や住民税非課税世帯だけです。なのですべての人が享受できるのはポイント還元になりますが、全員がポイント還元の恩恵にあずかれるのかと言えばそうでもないように思われます。
若い世代なら、スマホにも慣れているのでスマホ決済も、たちどころにマスターするでしょう。しかし、私と同じか、上の世代はそんなことに慣れていません。
中にはクレジットカードも持たない方も多いと思います。
現に私の母は、クレジットカードを持っていません。今は亡きおいちゃんの両親も持っていませんでした。
母はもう、90を過ぎていますが、まだ自分ひとりで電車に乗ったり、買い物したりします。
「90歳!その年で大したものだ」
と言われますが、さすがにスマホにはお手上げです。
母は、古いタイプのガラケーを持っていました。これが2020年の半ばには、電波の種類が変わって使えなくなると、携帯ショップから手紙を受け取りました。相談してくれればいいのに、「老人版一人でできるもん!」のこのバアさんは、一人でショップに行ったのです。
ショップの人と相談して、携帯電話をスマホに買い替えました。
しかし、使い方がどうもわかりません。
わからないところがあったら、教えますから。そう言われたのですが、「わからない所が分からない」というレベルでは、教えてもらうこともできません。
その上、お知らせ音が度々なるので、何かと思ってみると、「今日は○○の日」など、たいしたお知らせではないお知らせばかり。タッチ式の画面も苦手です。ポン!と、軽くたたけばいいのですが、確実に押そうと思うのか、ぎゅっと指紋が付く位、指を強く押し付けます。しかしこれでは、スマホの画面は変わりません。
その後、私も同行して、ショップの人とも相談のうえ、スマホは諦めて、ガラケーに戻りました。
そう、高齢者にはスマホ決済以前の問題なのです。
まあまあスマホに慣れてきましたが、私だって、スマホ決済には抵抗があります。
○○%還元!
これはお得!
など、テレビでもコマーシャルが流れています。知り合いの中にも、早速使ってみた、という人もいますが、私と同じように、抵抗を感じている人も少なくありません。
「個人情報が守られるのか?」
「誤作動しないか?」
事実、あるスマホ決済の会社で決済ができないという障害が発生したこともありました。不正使用された場合の補償も、クレジットカードでは、かなり確立されたものであるのに対し、スマホ決済では、会社によって違うようです。
今の所、私が使うキャッシュレス決済と言えば、スイカとクレジットカードだけです。これを使うようになったのは、やっぱりポイントがたまるから。いつの間にかたまるので、結構楽しみです。
クレジットカードは良くて、スマホ決済はだめ?
だから~、いろいろ不審だから~…う~ん。
なんだかんだ言っても、私も新しいものは苦手、母と同じなのです。スマホ決済には、社会に認知され、みんながやっているのを確認してから、恐る恐る手を出すことになりそうです。
そして。
令和初めての年末ですね。あっという間の一年でした。年を取るとさらに早く季節が過ぎるのを感じます。
悲しい思いをした方にも、微笑みが戻って来た方にも、どうかよいお年を。
葬儀についての資料を
ご送付いたします。