お伝えしたい『葬儀の知識』
2022.08.17
喪主の経験が豊富な方はそういません。お葬式は突然やってくるもので、心の準備すらできていない方がほとんです。
では、喪主になった際に気を付けておきたいことはなんでしょうか。
喪主は、心身ともにプレッシャーのかかる立場です。しかし、あまり不安に思わないでください。ひとりで抱え込む必要はないのです。
本来は、喪主は何もしなくても、葬祭ディレクターがしっかりしていればお葬式はつつがなく終わるものです。
喪主になったときに大切なことは、周りの方にどんどん助けてもらうことです。このことを忘れないでください。
人に頼る力が必要です。喪主さまが何でも抱え込む方は、お葬式自体があまりスムーズにいかないケースが殆どです。
たとえば、お葬式の日程、お棺、必要な花、お坊さんのこと、焼香の順序、食事など決めるべきことがたくさんあります。
急なことで気が動転していて、とにかく急がなくてはならないと病院が契約している葬儀社に決めてしまって後悔したとか、どこから手をつけてよいかわからず途方に暮れて、呼ぶべき人に声をかけ忘れてしまったなど、数々の失敗で疲れ切ってしまう人も多いものです。
親族を代表する立場だからと気負いすぎてしまい、その気持ちがかえって裏目に出てしまうこともあるのです。
やることはたくさんありますが、周りの人と協力しながら、そしてわからないことは葬祭ディレクターに相談しながらひとつひとつ進めていけば大丈夫です。
役所の手続きなども後から考えれば良いことです。まずはお葬式に専念されてください。
お葬式はやり直しがききません。故人様にとってはもちろんのこと、参列された方にとってもたった1回きりの大切な行事です。
だからこそ、上手に周りの人を頼ってください。なにもかも、ひとりで頑張る必要はないのです。そのために、葬祭ディレクターがいるのです。
そして、もし、伴侶をなくした方で息子さんやお嬢さんがその家を継ぐ場合は、お子さんが最終的に家長となると思います。そのような場合には特に、ご家族の意見も聞きながら進めていくことが大切です。
困ったときには一人で悩まず、頼りがいのある葬祭ディレクターに相談すれば解決してくれるでしょう。
しかし、その葬祭ディレクターが頼れる人なのかどうか、見た目から判断することは難しい物です。
ではどうすれば信頼できる人かどうかがわかるのか。
ひとつの例ですが、しっかりと靴を揃えられる担当者を選ぶことが大切だと近藤代表は言います。
小さなことかもしれませんが、そういう人として当たり前のことがしっかり対応出来るか否かで細部の品質がわかるともいいます。
ほかにも、亡くなられた方のお体を触るとき、お体を傷つけないよう腕時計やアクセサリーを外されているかなど、その人の振る舞いをよく見てみればわかります。
外ポケットにボールペンを指す人や、鍵をじゃらじゃら持ってポケットがパンパンな人も見かけます。爪が伸びていることや、髪留めが尖っている等もあってはならないことでしょう。
そもそも論ですが、大事なお体を触る上でこのようなことはありえないことなのです。しかし実際にはそのような葬祭ディレクターが仕事をしている葬儀社が増えていることはとても嘆かわしいことです。
葬祭ディレクターとは、なによりも故人様とそのご家族に寄り添う気持ち、そういったものが行動に現れているかどうかが大切だと私たちは考えます。
皆様には、できればそういう葬儀社や葬祭ディレクターと出会われてほしいものです。
ただ、そのような行動をしなければいいという短絡的な考えでは、お葬式の本来の意味が見失われてしまいます。
これは大切なことなので何度もお伝えしたいのですが、葬祭ディレクターがやるべきことはなにか?何を一番に考えるか。お葬式の本来の意味、あるべき姿を大切にすべきだと思います。それは故人様のことを真剣に考えればおのずとわかることです。
さくら葬祭では、お客様から「お父さん、お母さんの体を大切に扱ってくれて本当にありがとうございます」とのお声をいただくことがございます。とてもありがたいことだと思っています。
これは、私たちが普段から大切にしていること、思いが届いた瞬間だと思っています。故人様とご家族様に寄り添うことは当たり前のことだと思っておりますが、常にその当たり前のことを忘れずにいたいものです。
さくら葬祭には『近藤』さんならなんとかしてくれるという、ざっくりしたご依頼も多くあります。それは、信頼の証だと自負しております。
この信頼を裏切らないよう、これからもスタッフ一同精進して参ります。
葬儀についての資料を
ご送付いたします。