お伝えしたい『葬儀の知識』

2020.11.17

心温まる家族葬。思いの詰まった優しい式にするために

心温まる家族葬。思いの詰まった優しい式にするために

家族葬というお見送りの方法をご存知でしょうか?家族のあり方の変化に伴い、たくさんの人に参列していただくお葬式ではなく、身近な人だけで静かにお見送りしたいという方が増えてきました。

また、奇しくもコロナ禍により、お葬式に、たくさんの人をお呼びすることも難しくなっています。そのためしばらくは、これまで以上に家族葬の需要が高まるものと思われます。

そこで今回は、家族葬とはどのようにして行うのか、メリットなどについて、詳しくご紹介いたします。

 

【家族葬とは?】

家族葬には、明確な定義はありませんので、ご家族を中心として、ごく親しい人だけに参列していただき、少人数で行う式、と考えていただければ良いでしょう。

 

◎ 家族だけでなくてもOK

「家族葬」という名称ですが、参列できるのはご家族だけに限っているわけではありません。ぜひ来ていただきたいという方には、お声がけして、来ていただいても大丈夫です。ご親戚はもちろんのこと、ご友人など、故人と親しくされていた方には、参列していただくと良いでしょう。

 

◎ 式の流れ・やり方など

家族葬とはいっても、特別な式ではありませんので、通常の仏式で行う方も多いですし、家族だけで音楽を流したり、食事をしたり、という方もいらっしゃいます。

参列する方が限られているので、一般的な葬儀よりは、自由度が高いのが特徴です。

 

【家族葬のメリット】

家族葬には、このようなメリットがあります。一般葬とは違い、ゆっくりとできるというのが、最大のメリットでしょう。

 

◎ 自分のペースでお別れができる

通常のお葬式では、たくさんの方に参列していただくことから、お客様への対応だけでも疲れてしまうでしょう。

ただでさえ、突然の不幸で気持ちが万全ではないところに、参列される方への気遣いもしなくてはならず、この精神的な負担はかなり大きいものだといえます。

しかし家族葬なら、ごく少人数で行いますので、参列される方への対応が最小限で済みます。

また、家族や親しい人たちだけでゆっくりとお見送りすることができますので、自分のペースでじっくり故人を偲ぶことができます。思い出話に花を咲かせ、改めて、故人への思いを深めることもできるでしょう。

 

◎ 気持ちの切り替えがスムーズにできる

今どき、大規模なお葬式をする必要はないと考えて、お葬式を省いてしまおうかとお考えの方もいらっしゃいますが、そのような方にこそ、家族葬が向いています。

故人は、大事な人たちがいつまでも悲しんでいることを望んではおりません。しかし、お葬式をしないままですと、気持ちの切り替えがうまくできず、悲しみを引きずってしまう方も多いのです。そんな時こそ、心の整理をする儀式が必要なのです。

家族葬なら小さな規模でできますし、やり方も自由です。お別れの儀式をしっかりすることで気持ちの切り替えがスムーズにでき、前向きに、明るく、新たな人生のスタートが切れるでしょう。

 

【家族葬にする時に注意してほしいこと】

限られた方だけでゆっくりとお見送りできるのが、家族葬の良いところなのですが、一つだけ注意していただきたいことがございます。

それは、不義理にならないように、ということです。

いくら家族であっても、故人の交友関係を全て把握しているかというと、そうではないと思います。家族葬という形で葬儀を終えた後に、もしお呼びしなかった方から、「連絡が欲しかった」といわれてしまうと、とても困るでしょう。

お葬式はやり直しをすることができませんので、この点だけよくお考えになっていただきたいと思います。本当に家族葬で良いのか、どこまでお呼びすれば良いのか、ご家族でよく話し合ってください。

 

【家族葬を選ぶときのポイントは?】

お葬式は初めてという方がほとんどです。家族葬にしたいけれど、どうすればいいんだろう?何をすればいいんだろう?と分からないことだらけだと思います。そんな時は、このような点をチェックして、葬儀社を選んでください。

 

◎ 家族の希望をしっかりと聴いてくれるか

家族葬にしたいと思っても、具体的に何をどうしたら良いのか分からないという方がほとんどですから、イメージを固めていくためにも、ご家族のお話を真摯に聴くという姿勢が何よりも大切だと考えます。

・予算の希望
・どのような式にしたいか
など、じっくりと話を聴き、納得の上で依頼されることが重要です。相談と同時に契約を迫るような葬儀社はもってのほかです。

 

◎ 葬祭ディレクターがいるか

葬祭ディレクターとは、厚生労働省が認定している資格です。この資格がなくても葬儀社で働くことはできますが、資格取得者は一定レベルの知識と技能を持った「葬儀の専門家」であると、堂々と名乗ることができます。

・葬儀全般について知りたい
・行政手続きなどについても知りたい
・宗教についても相談したい
など、お客様からの要望やご相談に的確に答え、会場設営や式典の運営までができる専門家がいた方が安心でしょう。後悔のないようにするためにも、葬祭ディレクターのいる葬儀社を選ぶことをおすすめします。

 

【家族葬の料金の相場】

家族葬はこじんまりと行う式だから安い、と思われがちですが、一概にそうともいえません。

家族や親戚だけといっても、式だけでなく、飲食をするかどうか、親戚の方の移動費用などを喪主側が出すかなどによっても、かかる費用は変わってきますので、規模によっては一般の葬儀と変わらないくらいの料金がかかることもあります。

安くても50万円前後、最も多い価格帯は80~100万円といわれています。

 

【さくら葬祭の家族葬】

さくら葬祭は、20年以上にわたり、最後のお別れのお手伝いをしてまいりました。

家族葬ももちろん対応しております。最初から最後まで、施行を自社で行なっておりますので、お客様のご要望に応じたアレンジが可能なところが最大のメリットです。

家族葬として、仏式できちんとした式にしつつ、少しだけ生演奏を取り入れて音楽葬も兼ねたいという方や、故人が好きだったものをモチーフとして取り入れたいというご要望にも対応できます。

例えば、釣りが好きだった方には海をモチーフとして祭壇に取り入れるなど、葬儀の演出も柔軟に対応できますので、ご家族のご要望をできるだけ取り入れた式を執り行えます。

 

◎ 葬祭ディレクターが責任を持って対応します

町田、横浜、相模原、川崎を中心にご利用いただいておりますが、東京、埼玉まで幅広く対応しております。

行政手続について知りたい、小さな式でも親戚に恥ずかしくないようにしっかりした式にしたいという方、まずはご要望など、ご遠慮なくご相談ください。

 

◎ 追加費用一切なし

さくら葬祭では料金体系を明確にしております。例えば、基本の家族葬プランは40万円。祭壇や役所の手続きなど必要なものが含まれております。基本プランで十分ということであれば、追加費用は発生しませんので、料金がわかりやすいのもさくら葬祭を選ぶメリットです。

 

Books

私の葬式心得

本書は、自分を「おくられ上手」に、また家族を「おくり上手」にする一冊として、これからの「理想的なお葬式」のあり方を提案していきます。
株式会社SAKURA 代表取締役 近藤卓司著「わたしの葬式心得」幻冬舎出版より発売中です。アマゾンで好評価5つ星。

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