お伝えしたい『葬儀の知識』

2024.08.15

葬儀費用の認識違いについて

葬儀費用の認識違いについて

みなさんは、お葬式にかかる費用について、どのようにお考えでしょうか?一般的には、葬儀社が提案してくる費用を「お葬式代」と考えてらっしゃる方が多いと思います。

お葬式費用は高額になりがちです。しかし内訳はよく分からず、あとから「これは別料金」といわれ、思いのほか費用がかかってしまったという話はよくあることです。

そこで今回は、葬儀費用についての認識の違いについてお話ししたいと思います。

 

【葬儀社の常識とお客様の常識】

お客様に葬儀の金額を提示すると、「そこも別なんですね」と言われることがあります。私たち葬儀社が提示する「葬儀費用」と、お客様が考える「葬儀費用」の間には、大きな認識のずれが存在します。

葬儀費用については、初めての方も多いので改めてご説明が必要だと痛感しています。

葬儀社の常識としては、自社へ支払う額のお金を「葬儀費用」と言ってしまいますが、お客様にとっての「葬儀費用」は葬儀費用全体のことを意味しているため、ここに認識のずれが生じるのです。

 

【葬儀費用の内訳】

まず、葬儀社へ支払う費用ですが、以下のような内訳が一般的です。
• ドライアイス
• 祭壇
• 棺
• 遺影
• 白木位牌
• 搬送費
• 棺上花束
• 後飾りセット
など。

葬儀社がホームページなどに掲載しているのは「葬儀のプラン費用」であり、上記の金額が含まれているものです。

葬儀社によって違いがあり、ドライアイスや安置費用は他の葬儀社では、別途になるところもあります。

ちなみにさくら葬祭では葬儀費用に含まれているので、日延べによる金額変動はありません。

そして、葬儀費用は葬儀社へ支払うお金以外にも、このような費用が発生します。

• 葬儀式場の利用料
• 火葬費用(待合室を利用する場合はその費用、また待合室でお食事と飲み物が必要な場合はその費用)
• お料理の費用(通夜振る舞い・精進落としなどの飲食費用)
• 返礼品の費用(香典に対するお礼の品物)

つまり、葬儀費用の総額は、葬儀社へ払う費用+飲食費や返礼品費などです。

この総額が「葬儀費用」だと思っていたのに、葬儀社が言っている葬儀費用には飲食費や返礼品費が含まれておらず、「それも別なのか……」となってしまうのです。

お葬式に慣れているのは葬儀社くらいで、一般の人は、初めての経験であることが多いです。葬儀業界には一般の方には聞き慣れない専門用語も多く、費用内訳を示されても分かりづらいことがあるでしょう。

葬儀プランは、宗教、地域、家族構成などによって多種多様であり、プランによって含まれるサービス内容が異なるため、比較が難しい場合があります。

また、葬儀プランを提示された時に、基本プランに含まれているものとそうでないものがあいまいだと、後から追加料金という形で請求されてしまい、予算を大きく超えてしまうことがあるのです。

 

【事前に見積もりを取るとイメージがつかみやすい】

葬儀費用は後からでは変更が難しいため、事前にしっかりと見積もりを取ることをおすすめします。

一般的に、定額の基本プランを提示している葬儀社は、後から追加費用が発生しやすく、結果的に高額になることがあります。

また、基本プランだけでは物足りないという顧客に対して、様々なオプションを提案し、契約金額を増やそうとする葬儀社もありますので、事前に見積もりをしっかりとって比較すれば、費用の違いを理解しやすくなります。

葬儀費用は、プラン内容によって大きく変動します。見積もりを取ることで、事前に費用を把握し、予算内で葬儀を行うことができます。

複数の葬儀社の見積もりを比較すれば、費用だけでなく、サービス内容やプランの充実度などを総合的に比較検討できます。

突然の不幸の中、葬儀の準備を進めるのはとても大変だと思います。悲しみの中で冷静な判断が難しい場合もありますし、親族の意見に左右され、自分の考えをしっかりと伝えられない場合もあるでしょう。

しかし、見積もりを取ることは、後で後悔しないためにも重要な手続きです。

見積もり書の内容を項目ごとに詳しく確認し、不明な点は必ず質問しましょう。基本プランに含まれていない追加費用について、事前に確認しておくことで、無駄に予算オーバーしてしまうことも防げます。

 

【さくら葬祭の葬儀プランお見積もり】

さくら葬祭では、お客様のご希望に合わせたプランをご提案し、明確な見積もりをご提示いたします。

フリーダイヤルは24時間、365日対応しておりますし、メールでのご相談も承っております。

葬儀に関するご質問も含めて、お気軽にお見積もりのご連絡をください。

 

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