お伝えしたい『葬儀の知識』
2016.02.19
お釈迦様にゆかりのある木として無憂樹(むゆうじゅ)、菩提樹(ぼだいじゅ)、沙羅双樹(さらそうじゅ)を仏教の三大聖木又は仏教三聖樹といっています。
無憂樹はお釈迦様誕生の花
麻耶夫人が無憂樹に右手をさしのべた時に生まれたのがお釈迦様です。
元来はアショーカというマメ科の植物なのですが麻耶夫人が何の心配もなく安らかに出産したことから無憂樹と名付けられたといわれています。
菩提樹はお釈迦様悟りの木
お釈迦様は菩提樹の下で悟りをひらいたといわれています。
その時からお釈迦様入滅まで悪魔マーラとの様々なエピソードがあります。
今回はそのエピソードに関して、割愛をさせていただきます。
沙羅双樹はお釈迦様入滅の木
お釈迦様の最後の説法は沙羅双樹のもとで行われたといわれています。
最後の説法の後、お釈迦様は涅槃に入りました。
お釈迦様が亡くなったとき沙羅双樹が悲しみ白変してお釈迦様を覆ったという故事があります。
四華花http://sougi-sakura.com/blog/manners/shikabana/はこの故事から仏式葬儀の時に祭壇を荘厳する道具として用いられるようになりました。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者心衰の理をあらわす」は、平家物語の冒頭の一節ですが、この伝承に基づいてます。
仏教の三大聖木といわれる無憂樹(むゆうじゅ)、菩提樹(ぼだいじゅ)、沙羅双樹(さらそうじゅ)にはさまざまなエピソードがあるのです。
葬儀についての資料を
ご送付いたします。