お伝えしたい『葬儀の知識』
2021.04.26
家族がたくさんいて、先祖代々のお墓を守っていくことのできた時代には、故人をどうやって供養しようかと悩むことはなかったでしょう。
しかし、家族の在り方もライフスタイルも変化した今、菩提寺のない方も多いですし、身寄りの少ない方は、葬儀の後にご遺骨をどうすれば良いのか迷ってしまうと思います。
そのような時に選択肢の一つとしてお考えいただきたいのが、永代供養という方法です。今回は、永代供養とはどのような御供養の方法なのか、費用はどのくらいかかるのか、永代供養の基本について、簡単にわかりやすくご説明します。
永代供養とは、寺院や霊園が家族に変わってお墓の管理や供養をしてくれることです。跡を継いでくれる子供がいない、諸事情によりお墓参りに行けないという方が、お寺などに管理をお任せする方法です。
未来永劫供養してくれるわけではなく、17回忌、33回忌、50回忌など区切りの良いところまでとしているところが多いですが、相談して決めるパターンもありますので、どのくらいまで供養してもらいたいかを考えておくことも大切です。
また、永代供養と一口にいっても、埋葬の方法が色々あります。
・単独墓:通常と同じ、個別のお墓の形
・集合墓:他の方との区切りはあるが、一ヶ所にまとめて埋葬する
・合祀墓:他の方と区別せず一ヶ所に埋葬する
単独墓や集合墓であっても、契約期間が終わると合祀されるケースが多いです。ただし、中には永代にわたって供養してくれるところもあるので、もし合祀されたくない場合には、供養の期間を事前に確認した方が良いでしょう。
永代使用とは、お墓をずっと使用する権利のことです。通常のお墓を建てる場合には、永代使用料を払い、お墓を建てる区画を買います。
そこに墓石を購入して、お墓を建てるのです。
永代使用料を支払っていますので、子供や孫まで伝えていけるものですが、お墓を継ぐ人がいなくなってしまうと、無縁仏となってしまう可能性があります。
そこで、管理に不安のある方が、永代使用ではなく永代供養を選ぶことが増えているのです。
今は実家の墓地があるけれど、自分より後にはもうお墓の管理をする人がいないだろうと、将来の心配をされている方もいらっしゃると思います。
その場合は、今あるお墓は「墓じまい」をし、新たに永代供養墓を利用することになります。
墓じまいとは、墓石を撤去して墓地を更地に戻し、寺院や霊園にお返しすることです。もちろん費用がかかります。相場は30万円ほどともいわれますが、墓地が広いほど費用は高くなります。
永代供養にはいくつかのタイプがあることをお伝えしましたが、そのタイプによって費用にも幅がございます。
費用の相場ですが、一般のお墓ですと100万円~200万円ほどかかってしまうこともありますが、永代供養墓は10万円~50万円程度といわれています。
その内訳ですが、永代供養料、納骨法要、刻字料が含まれているのが一般的です。
・単独墓:40~50万円
・集合墓:20万円前後
・合祀墓:10万円前後
寺院や霊園によって違いはあるものの、およそ50万円程度あれば十分でしょう。(税込み表示の兼ね合いもありますが)
単独墓にして墓石にこだわりたいとか、樹木葬で合祀したいなど、希望によっても費用は違ってきます。
合祀の場合は、納骨してしまいますと他の方のご遺骨と混ざってしまいますので、家族でよく話し合い、どのような形の供養が良いのかを決めてください。
費用も、一つの寺院や霊園で決めるのではなく、候補をいくつかあげて、比較してから決めることをおすすめいたします。
永代供養料以外に、管理費を設けている寺院や霊園もあります。実際にご遺骨を預けてから、予定していなかった費用を請求されても困ってしまいますので、費用の面については納得がいくまで確認をした方が良いでしょう。
永代供養でご遺骨を納骨するときに、お坊さんに読経してもらいますが、その時にお礼として渡すのがお布施です。
お布施の金額に決まりはないものの、5万円程度が相場です。
さくら葬祭はご葬儀のお手伝いをする会社ですが、永代供養のご紹介もしております。
菩提寺がない方、永代供養や合祀墓を探しているけれど、どこを選んだら良いかわからないと迷ってらっしゃる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
・永代合祀墓:一体5万5千円円~
・永代納骨個別:一体22万円~
合祀墓はご遺骨を骨壷からお出ししますので、骨壷ごと納骨されたい方は永代納骨個別をご利用ください。
なお、生前の場合には永代合祀墓4万4千円、永代納骨個別19万8千円となります。
宗派は不問で永代にわたり手厚い供養をさせていただきます。
さくら葬祭が安心の永代供養をご紹介いたしますので、詳しくお知りになりたい方はお気軽にお問い合わせください。
葬儀についての資料を
ご送付いたします。