お伝えしたい『葬儀の知識』
2016.02.18
精進料理というのは、「殺生をしてはならない」という仏の教えにより、肉類や魚介類を一切使用しないで作る料理のことです。
肉や魚の代わりに、穀類や豆、野菜などの食材だけで料理を作ります。
禅寺(臨済宗、曹洞宗などの禅宗の寺)では、精進料理を作ること自体が、修行の一つとなっています。
禅寺での食事の器は、「持鉢(じはつ)」という塗りのお椀です。
これは、托鉢の時に用いる鉄鉢(てっぱつ)が元になっています。
入れ子といって、大きい器の中に順々に小さい器を入れていくスタイルで、最後には五つのお椀が一つにまとまってしまします。
食事の最後には、お湯を注ぎ、飲み干し、布巾で拭いて、お椀を一つにまとめ片付けます。
何もないところへ、自分の鉢を持って来て、また何もなくして鉢を持ち帰る。
食事も「無から無」ということなのです。
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