音楽葬

2016.02.06

弦楽四重奏

弦楽四重奏

音楽葬=黙祷以外、常に音が流れている

というのが、定番となっているスタイルです。

 

そのためには、音の強弱をコントロールできる楽器が必要となってきます。

 

メインのシーンはアンサンブルで行います。

 

けれどシーンの繋ぎや、人が話す場面では、流れが途切れないように

弱いけれど、音が鳴っていなければならないのです。

 

そんな時、シンセサイザーはいとも簡単に、音量をコントロールしながら

場面にふさわしい演奏をすることができます

 

葬儀演奏で、シンセサイザーが重宝される理由です。

 

実際、こういう箇所にシンセサイザーのBGMが入って来ないと、

大変間の抜けたものになってしまいます。

 

しかし、物事にはすべて「例外」というものがあります。

 

タブーとされている「音の無い時間」を、あえて作り

インパクトのある演出をすることができるのです。

 

ただし、これは冒険です。

 

「アンサンブルの編成として完璧」と言われる弦楽四重奏を用いること。

 

音の無い時間を、生かすことができる司会進行役がいること。

 

これらが揃った時に、行うことができる演出なのです。

 

「音が無い」=「音楽が無い」ということではありません。

 

無音も立派な音楽です。

 

無音を上手く活用すれば、次に聞こえる音が数倍の価値を持ってきます。

 

ただし、失敗した場合は悲惨です。

 

「ここぞ」という音楽葬の時に、使いたいスタイルです。

 

 

Books

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